ファクタリングとは、売掛債権(入金待ちの請求書)を業者に買い取ってもらうことにより、本来の決済日よりも早く現金を受け取ることが出来るというサービスのことです。日本では手形による掛取引が主流で行われていましたが、今は手形による取引が激減しており現金後払いが主流になっています。その影響から手形割引などによる資金調達が減少したため、ファクタリングが注目されるようになったのです。

ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類が存在します。2社間ファクタリングは、自分の会社とファクタリング会社による手続きで、ファクタリング会社に債権譲渡をしその時点で売掛金相当額を受け取れますが、売掛金の支払いも自社で受けファクタリング会社に支払われた代金を支払うという流れになります。3社間ファクタリングは取引先も加わり、取引先はファクタリング会社に売掛金を支払うというシステムです。

2社間ファクタリングのメリット

ファクタリングの手続きに取引先が含まれていないため、取引先からの承諾を得る必要がありません。ファクタリングを利用するということは経営状況が悪いのではないかと疑われてしまう可能性がありますが、2社間ファクタリングであれば知られる可能性が低くなります。また、現金化が非常にスピーディーなのもメリットと言えるでしょう。2社間でのやり取りなので、交渉や事務手続きが簡素になり時間の短縮が可能です。

2社間ファクタリングのデメリット

2社間ファクタリングのデメリットは手数料がかなり高いということです。3社間ファクタリングよりも5倍以上の手数料相場となっており、実際の実入りとしてはかなり目減りします。また、2社間ファクタリングを扱っているファクタリング会社は、中小のファクタリング会社しか基本的にはありません。審査に通りやすいという特徴もありますが、悪徳業者も中にはあり信用度では劣るかもしれません。

3社間ファクタリングのメリット

3社間ファクタリングは2社間ファクタリングと比較して手数料が大幅に低いのがメリットです。手形割引の金利に近いので、手形割引と同じ間隔で利用することが出来ます。また、取引先からの承諾を得るので、売掛金の回収を自社で行う必要がないので手間が省けますし、取引先に無断で売掛債権を売却する必要がないので取引に対して透明性の確保が可能となっています。審査がやや厳しくなる傾向がありますが、大手業者も参入しているので悪徳業者に引っかかるリスクが低いです。

3社間ファクタリングのデメリット

3社間ファクタリングは自社とファクタリング会社に取引先が加わるので、必ず取引先に承諾を得なければなりません。ファクタリングを利用するということに関して、取引先に不安感を与えてしまう可能性があります。また、3社間ファクタリングはどうしても取引先への通知や承諾といった事務手続きが必要になるので、2社間ファクタリングよりも現金化するまで時間がかかることが多いです。