ファクタリングとは、まだ受け取っていない商品やサービスの代金である「売掛債権」を買い取り、回収する金融サービスです。個人向けのファクタリングでは、会社から支払われる予定の給料を売掛債権と捉えます。この給料を受け取る権利をファクタリング会社に譲渡することで、給料を受け取るよりも早く現金を入手します。給料の前借りのようですが、ファクタリング会社から受け取るお金には手数料がかかるため、給料の全額より少なくなります。

ブラック企業やバイトでも利用でき、消費者金融などから借り入れをするわけではないので、信用情報に悪い影響を与えません。身分証明書と給料明細、勤務先証明書があればファクタリングを利用できます。利用する手続きの簡単さと、早ければ即日で現金を受け取れることが個人向けファクタリングの魅力です。しかし、ファクタリング会社や、取り引き方法によって手数料の割合に違いがあるため注意しましょう。

ファクタリングには、「2社間取り引き」と「3社間取り引き」があります。2社間取り引きとは、勤め先は含まず、ファクタリング会社と個人だけで取り引きします。勤め先にファクタリングをしていることを知られず取り引きが行えるメリットがありますが、手数料は10〜20%と高くなるデメリットもあるのです。勤め先に在籍確認の電話をする場合がありますが、ファクタリング会社だと分からないように配慮してもらえるため心配はいりません。また、必要な書類を用意して、勤め先に在籍確認ができれば即日で現金を受け取れる特徴もあります。

3社間取り引きは、ファクタリング会社から勤め先に給料債権譲渡通知が行われ、承諾を得てから現金を受け取ります。勤め先にファクタリングを知られてしまうデメリットがありますが、手数料が5〜10%と低いメリットがあるのです。また、勤め先への通知と承諾を得る工程があるため、2社間取り引きに比べて現金受け取るまでに時間はかかります。

ファクタリング会社は手数料の違いだけではなく、その企業が信用できるかどうかも確認しましょう。悪徳業社の可能性もあり、理由をつけて初めは低かった手数料が高くなったり、支払いが遅れた場合には高額な遅延金を要求されたりするからです。2社間取り引きなら、勤め先に連絡することを引き合いに出され、泣き寝入りして高い額を支払う事態に陥ります。そうならないために、信用できるファクタリング会社であるかを確認する方法を3つ紹介します。

1つ目は、ホームページです。代表者の氏名や資本金、会社の住所などが細かく記載されているかを見ます。会社の住所はダミーではないかを確認するために、Google Mapでも調べることをおすすめします。2つ目は、ホームページに記載されているファクタリングの説明が間違っていないか、または誤解を与える表現がないかを見ましょう。ファクタリングは「売買」であり、「借り入れ」ではありません。支払うことを「返済」などと間違った記載をしていたら、ファクタリングを理解していない悪徳業社の可能性があるからです。3つ目は、口コミや評判です。悪い口コミや評判が多ければもちろん、まったく口コミなどがない会社も避けましょう。会社名を何度も変えている悪徳業社の可能性もあります。